360度カメラ、面白そうだと思い、2年近く前にTHETA Sを買いました。旅行が趣味で、旅行の記録をできるだけきれいに残して、あとから見返して何度も旅行の楽しさを味わいたいと思い、これまでカメラにそこそこお金使ってきました。360度残るんならまさに旅行の雰囲気もリアルに残せるだろうと踏んだわけです。 ところが、スマホやパソコンの画面でぐりぐりやっても正直すぐ飽きます、というか飽きました。それに、魚眼レンズなんであたりまえなんでしょうが、近くのものがやけに大きく写り、ちょっと離れただけですんごく小さくしか映らなかったり、やけに直線が湾曲して写っていて(わかっていたこととはいえ)期待外れ。そもそも画質自体はデジ一眼には遠く及ばず、動画は昔のVHS程度のレベル。買ってすぐに行った旅行で写真を20枚ほど、動画は1分くらいのを2本撮っただけで、帰ってパソコンで見てがっかり→そのまま放置して机の引き出しに転がっていました。 ところが、もともと映画を大画面で寝っ転がって見たいと思って買ったOculus Goで、THETAの写真や動画が簡単に見れるという記事をネットで見つけ、試しにやってみるかと1年半以上ぶりにTHETAを探し出して、久々に充電。カメラ内部にそのままあった写真と動画をOculusに入れて見てみてびっくり!見ながら、「すげー、すげー」部屋で一人で思わず言ってました(安いんで私はOculus Goを買ったんですが、もちろんほかのVRヘッドセットでも同じだと思います)。 画質は悪いんで、まさにそこにいるとまでは言いませんが、それに近い感覚は確かに味わえます。少なくともモニターで見る写真や動画とは全く別物。スマホやパソコンのモニターで見ている限り、デジカメやビデオと同じ土俵で戦うことになり、全く相手にならない(少なくとも私にとっては)わけですが、Oculusで見ると、逆にカメラでは絶対にたどり着けない、味わえない感覚を味わえます。特に、VRヘッドセットで見ると、平面のモニターでおかしく感じた遠近や、直線の湾曲がきれいに補正されて全く不自然になりません。ヘッドセットの場合、目線の正面が常にちょうどモニターで見る場合の中心部分(モニターで見ても中心だけは線は湾曲しない)になっているからではないかと思います。 ただ、スクリーンが自分の周り全面と非常に広くなるせい?か、